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【Fundamental Engineer】FEとは?世界で戦うエンジニアへの入り口。難易度と問題集をまとめた!

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

こんにちは。Daveです。
今日もきちんと英語の勉強してますか?


今日は、FE(Fundamental Engineer: ファンダメンタルエンジニア)について記事を書いてみることにしました。

日本の工学部を卒業したことのある人ならば一度は聞いたことがある「技術士」資格の米国版です。

私も工学部を卒業した身としては一度は挑戦してみたい資格だったので、記事にまとめることにしました。

しかし、情報源も少なく詳しく調べるのに時間がかかったので自分でまとめを作ることにしました!

Fundamental Engineer(FE)って?

FEはPE(Professional Engineer)の1次試験

FE(Fundamental Engineer)はPE (Professional Engineer)になるための1次試験で取得する資格です。

上図のように、FE試験を合格後、4年間の実務経験を積んだ後、PE試験の受験資格が与えられます。

もちろんFE・PE試験はすべて英語で行われます。

PEは日本の技術系最高峰の「技術士」という資格に相当します。
日本で、技術士は「名誉資格」のような取り扱いで特に権限が与えられている訳ではありません。

しかし、米国でPEはエンジニア必携の資格です。

PEが生まれた理由とは?

昔、米国のとある場所で土地測量を行うためにエンジニアたちが様々、集まりました。

その時、それぞれ個人個人での図面作成や認識の違いが問題となり、政府に登録したエンジニアのみが測量できるように州で法案を整備しました。

この動きがアメリカ全州に広がりました。
現在は、統一された試験で合格した人が各州でエンジニアとして公的に登録し、活躍しています。

2.Professional Engineer(PE)になることのメリット

国際的にエンジニアとして認められるということ

PEを取得することは国際的にエンジニアとして認められる事でもあります。エンジニアとして働くのに「必要最低限の英語力」「基礎知識」を持っていることを証明することができます。

また、PEは米国だけでなく、世界的に認知されている資格であるため、エンジニアとして世界で働く上で良い裏付けとなりそうです。

米国でエンジニアとして働くのに有利!

米国でエンジニアとして働くには必須の資格です。

もちろん日本から出向という身分で働くには必要ありませんが。
アメリカのほとんどの州では、PE以外の者が技術役務・契約・設計図・図面作成等を行うことを禁じています。

弁護士や医者と同じくきちんとした資格として認められているため、「エンジニアとしての社会的地位」が保障されます。

就職活動に有利!

もちろん日本でも就職活動にも有利な資格です。
履歴書に記載するには十分すぎるほどの資格です。

たとえどんな無名大学出身だったとしても、FEの資格を持っていることで、きちんとある程度の「英語力」と「工学的な基礎知識」を持っているということを証明することができます。

他の就活生と差をつけるのであればTOEICだけでなく、FEに挑戦してみてはいかがでしょうか?

3.どうやったらFEになれる?
【受験資格、受験料金、試験内容、試験日程、難易度まとめ】

FEの受験資格(JPEC)より引用

日本でFE試験を監督している「日本PE・FE試験協議会(JPEC)」によると、

FE試験は、原則として日本もしくは米国の4年制の工学系大学を卒業し、Bachelor of Engineering、又はBachelor of Science in Engineeringの学位を取得できていること、大学4年生の場合は受験申請時にシニアステイタス(卒業見込である)に達していることが必要です。

とのことです。

FEの受験料金(JPEC)

出願料:22,000円(一 般)
17,000円(大学4年生、大学院生)
受験料: $200 USD(クレジットカード)

為替次第ですが、合計で40000〜50000円程度かかる計算です。

FEの試験時間と試験内容(JPEC)

工学的な基礎単語を知っていれば、TOEICは500点程度あれば解けそうです。

試験時間:110問/5時間20分
試験科目:工学一般(数学、化学、電気、静力学、動力学、材料力学、流体工学、熱力学、土木、工学経済、倫理、環境など)
持ち込み:試験会場で配布されるFE Reference Handbook(公式集)を参照可能。電卓持ち込み可。
合格基準:65~70%程度

FEの難易度と合格率は?

合格率は、およそ70%程度です。

JPECホームページによると、過去3年のFE試験合格率は以下のとおりです。

FE試験
試験時期 出願者数 受験者数 合格者数 合格率
2017年 153 148 102 68.9%
2016年 187 179 132 73.7%
2015年 273 113 84 74.3%

4.FE受験の問題集と勉強法

Daveの場合受験するのは"Mechanical Engineering"なので、機械工学に絞って調査しました!

分野は違ってもそれぞれの分野用の問題集が「Lindeburg」さんによって出版されているので、著者をチェックです。

Fe Mechanical Review Manual: Rapid Preparation for the Mechanical Fundamentals of Engineering Exam

教科書と問題集が2冊に分かれています。

まず、教科書側がこちら。

価格:¥20,476 (Amazonより)
Amazon.comでの評価: 4.5
ペーパーバック: 704ページ
著者: Michael R. Lindeburg
出版社: Professional Pubns Inc
言語: 英語

こっちが問題集バージョン。

これをみっちりやれば十分らしいです。
日本の「Amazon.co.jp」の場合、あまりにも評価が少なくて不安になりそうです。しかし、アメリカの「Amazon.com」では、143件のレビューで星4.5を叩き出しています。

コメントを見る限り、この一冊をきちんとやれば問題ないそうです。

1問あたり2分〜4分程度で何時間も解き続ける試験なので素早くこなす練習をするための問題数は十分あります。

また、NCEESのサイトでも試験問題集の購入が可能らしいですが、これで足りるなら必要なさそうですね。
早速、購入することに決めました。

試験時に参照する「Reference Handbook」でどこに何が記載されているのか、頻出問題を押さえる勉強法がいいみたいです。

 必要な情報がどこに書いてあるかを少しづつ演習で覚えていきたいですね。

もう少し試験の概要と準備物を知りたい場合はこちらから。

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概要はこのくらいにして、勉強編をスタートしたい場合はこちらから!
勉強順番なら、一番簡単な数学からがおススメです。

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ちょっと肩の力を抜いてやってみましょう!

5.まとめてわかった!
【米国人エンジニアの方が給料が高い理由?】

Daveの就活中には「華為技術(ファーウェイ)の日本での初任給が40万円以上」っていうニュースが広がりました。

日本のエンジニアの初任給があんまり高くないこともあって、こういった海外企業の給与の高さはよくニュースになりますね。

弁護士や医者と同じように、アメリカのエンジニアは「PE」という資格で守られているからこそ社会的地位も年収も高いのかもしれませんね。

資格を持つということは、自分の仕事に責任を持つという印でもあります。安全に確実に仕事がこなせるエンジニア、世界で活躍できるエンジニアとして認められるためにもFE・PEに挑戦する意味は大きいですね。

TOEFLのスコアが十分に取れるようになったら目指すは次、この資格かな....と考えています。

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