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FE(Fundamental Engineer) 試験準備編 【必要物の総まとめ・総コストまとめ・効率良くカバーできる教材・参考書】

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

こんにちは!
Daveです。

「FE試験を受けるのに必要な物を教えて欲しいけど情報源が少ない!」
「FE試験の準備にかかるコストはどのくらいなのか知りたい!」
「四力(よんりき)なんてもう覚えているはずない!」

そんなあなたに向けて書きました!
「FE(Fundamental Engineer)試験準備編 【必要物の総まとめ】です。

個人的にも興味があったのでしっかりまとめました!

受験に必要な関数電卓から、分野を効率良く広くカバーできる教材をご紹介します。

FE試験準備に必要なこと・ものリスト

まずは、FE試験までの準備、勉強、当日まで必要なものをリストからご紹介します。

必要なものリスト

・リファレンスブック(Reference book)をダウンロード
・関数電卓の購入
・試験日を決める
・受験票の申込・受験料の支払い
・大学時代のノート・教科書・参考書
・FE教材・参考書

以上、必要なものリストです。
大学時代のノートがあると思い出すのが早くて良いですよ!

FE試験受験に必要な3つのこと・もの

NCEESからリファレンスハンドブック(Reference handbook)を入手すべし

FE試験を主催している団体NCEESが無料で配布している公式集です。

公式集を1番最初に入手すべき理由とは?

理由は簡単、試験に持ち込める唯一の公式集だからです。

ただこの公式集は250ページもあるからゆえに、どこに公式や表・グラフがあるのかをあらかじめ把握しておかなければ、使いこなすのが難しいという難点があります。

例えば、水の特性表の単位では密度はkg /m³ではなくlbf-sec²/ft⁴で表記されていることもあります。「さて、単位換算だ」となった時にどこに表があるか知っていればすぐに答えにたどり着けそうですよね。

テスト中、唯一与えられるリソースであるため、問題の解答法は多くの場合、この本にまとめてあります。

逆にいうと、テスト内容は全てこの本にあるということです。したがって、試験準備期間中もハンドブック内の式を使いこなせるように対策していくことで無駄な試験対策をせずに、的確に学習を進めていくことができます。

気になるダウンロードの手順はいたって簡単。

1.NCEES Exam Reference Handbooksにアクセス。

リンクにアクセスすると、下の画面が表示されます。

Download a free copy of the reference handbook for your exam here. 」のリンクをクリック!

2.アカウントにログインするため、アカウントを作りましょう!

アカウント作成が終わって再度、ログインするとOK!

3.Reference Handbooksのページからダウンロード

ダウンロードできるPDFがいくつかありますが、「FE Reference Handbook 9.5」とある一番上のリンク!

これで完了です!

紙バージョンがどうしても欲しいという方。
有料で手に入るという噂を聞いています。詳細が分かり次第、更新の予定。

関数電卓の購入

FE試験では、特定の関数電卓しか使えません。
そして、持っている電卓が対応してないことが多いです。

良かったら確認してみてください。

FE試験を監督するJPECによると、日本の試験会場で使用できる関数電卓の種類は以下の通り。

Casio:All fx-993 models、All fx-912 models、All fx-991 models、All fx-570 models、All fx-915 models、All fx-995 models、fx-JP700、fx-JP900 (New)

私の電卓は見事にリストになかったので、
Amazonで購入できるものをさらっと探してみました。

計算機も他の受験生との差を決めるツールかも!?

関数電卓を持っていない・無くしたという人には、適当に買うのではなく「Casio FX-991EX ClassWiz」を推奨します。

Casio FX-991EX ClassWizには高速プロセッサが搭載されています。実際、負荷の重い計算をさせると差が出てきます。

また、「Solve」機能をうまく使いこなして代数方程式を解く方法を押さえておきましょう。関数電卓をうまく使いこなして解答速度と精度を向上させる方法を知っておきましょう。

これはあまり知られていないことですが、関数電卓のバックアップをロッカーに置いておくことができます。仮に、バックアップまで壊れた場合、コンピューターで利用可能な計算機があるのでご安心を。

受験票の申込と審査の申請

日本でFE試験の統括を行っているのがJPEC。
そのホームページによると、受験前に「受験資格」の審査があるとのことです。

受験の流れを画像(JPECホームページ)に引用です。

受験申請・審査の流れは変更になる可能性もあるため、事前にしっかりと確認くださいね!

FE試験準備・勉強を効率良くカバーできる教材・参考書【FE Mechanical編】

FE Mechanical Review Manual

FE Mechanical Reviewは言わば教科書。
2万円もする代物なのですが、一生ものです。

教科書の内容としては十分なもので、演習問題も付属しています。

ヒトコト
日本語で機械工学を勉強してきたあなたにとっては、英語での表現を不思議に思うこともあるかもしれません。

英語での「機械工学」に慣れるにはとっておきの一冊です。

FE Mechanical Practice Problems

先ほどの一冊に対応した問題集。
教科書に対応した演習問題が準備されているので、ちょうど良いです。

ヒトコト
実は、これ一冊でも十分、演習できます。
この一冊だけを買うなら、経済的に問題集を押さえたと言えそうです。

1001 Solved Engineering Fundamentals Problems

ヒトコト
この問題集の良いところは、1冊の密度。
しっかり問題数が収録されています。
数をこなすためにはとっておきの一冊。
問題のレベルもちょうど良いです。

日本機械学会(JSMEテキストシリーズ)の4力

日本機械学会のまとめるJSMEテキストシリーズは適切にすべての分野をまとめているところです。

大学院試でも持っておくことオススメの4冊です!

問題レベル的にも難しすぎない、適切な難易度です。

流体力学

流体力学で重点的に勉強すべき分野は、
・ベルヌーイの法則
・ポアゼイユ流れ
しっかり演習できます。

熱力学

熱力学は、
・熱サイクル
・熱法則
・冷凍サイクル
等が重要分野のようです。

力学(機械力学)

力学の中でも、
・トラス
・モーメント
・重心
しっかり復習しておきましょう。

材料力学

材料力学は、
・梁の曲げ、ねじり
・柱の座屈
・応力と歪み
等をしっかり復習しておけば大丈夫なようです。

NCEEの公式模擬試験は本番準備に最高のツール

テスト対策が進んだら、本番の緊張感や難易度が気になりますよね。

NCEEの公式模擬試験は、実際の試験問題がどんなものかを体験したい人に最高の本番準備ツールです。

テスト公式団体が作成したものだけあって、すべての模擬試験の中で最も本番に近いです。模擬試験を通じて、一般的な問題の難易度や英語難易度を確認してみることをお勧めします。

模擬試験とハンドブックを見ながら解答していtたり、解答スピードや得意・不得意を把握してみてください。

合格の可能性を広げ、学習時間の短縮化に繋げることができます。

FE試験の合格までに投入する勉強時間は何時間?

JPECのホームページには「勉強時間」にまつわるに気になる情報が書いてあります。

FE-Q1.必要勉学時間は?
大半の技術者は3-4ヶ月、週に2-10時間勉強したと報告しています。

3ヶ月間、週2時間分の勉強をしたとすると、24時間。
4ヶ月間、週10時間分の勉強したとすると、160時間。

どちらが正しいのでしょうか。

受験ブログから調査した勉強時間

FE受験ブログの数はかなり少ないです。
その情報をもとに考えてみると、毎日朝活して受験勉強している人や仕事終わりに時間をとって勉強している人が多いみたいです。

きちんと毎日、コンスタントに時間を開けて勉強している人が多いみたいなので、160時間が本当みたいです。

4ヶ月、週に10時間ずつ勉強する計画が一般的と考えましょう。
だらだらせず効率よくこなしましょう!

受験問題集に書いてある勉強時間

受験問題集に書いてある勉強計画は3ヶ月程度のものが一般的です。毎日3時間を90日だとして、270時間の勉強を一般的勉強時間としています。

かなり基礎的な内容も含めての復習時間が多くあるため、ブログで書いてある勉強時間より多いのかなと思います。

FE試験対策で合格までの勉強時間の合本当のところとは?

正直、人によるのでしょう。

工学部で成績が良く、大学を卒業したばかりの人。この場合、8〜16時間の勉強で十分かもしれません。こんな人は滅多にいないでしょうが、自信があったとしても、NCEES FEリファレンスハンドブックが使えるようになってから受験することをお勧めします。

軽く復習が必要だと思う人。ほとんどの人が大学を出たとはいえ科目によっては復習が必要でしょう。この場合、学習時間40〜80時間程度が妥当。学習中は、各問3分以内に解答できるように練習しましょう。概念を理解し、公式をうまく使えていれば万全です。

大学を卒業してからしばらくしていた場合、または学校で全く勉強していなかった場合は、一通り勉強し終わるのに、数か月かかることがあります。平均学習時間は100時間程度が目安です。一般的に、模擬試験で70〜75%の正解率が得られれば、OKです。試験自体は試験の難易度に基づいて調整されており、合格点は公開されていませんが、一般的な正答率は総質問数の50〜55%程度と言われています。

4.まとめて分かった!
【FEはエンジニアとしての基礎能力をアピールできる資格】

エンジニアとしての基礎的な能力をアピールできる資格は多くありません。

しかも、ある程度世界共通で証明できる資格はないに等しいです。

PE(Professional Engineer)はそれができます。

その前段階としてのFEは挑戦するために時間・お金を投入して勉強するにふさわしいと言うべきでしょう!

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