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英語作文(エッセー)のタイプはいろいろあるけど知ってる?エッセーの基本を押さえよう

この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。

編集部よりひとこと:
本記事を読んだ方には、基本的なエッセータイプを覚え、エッセータイプを見分ける方法を知って頂きます。長文・短文にこだわらず、効果的な内容理解・リーディングスピードのアップにつなげられるでしょう!

こんにちは!Dave@ヒャクゴエ編集部です。

「エッセーのタイプって何?」
「まず、エッセーって何よ?」
「エッセータイプなんて知っていいことあるの?」

という疑問に答えていきたいと思います。

エッセータイプを知ることのメリット・デメリット

エッセータイプを知ることのメリット

・長文の心構えができる
・文章の目的が理解できる
・速読に貢献する
・正答率が上がる
・ライティングのテンプレート化が進む

エッセータイプを知ることのデメリット

・理解にちょっと時間がかかる
・すべてのエッセーに適用できないかもしれない

たくさんの長文に触れることで、少しずつ理解して頂けると良いでしょう!

このページ以上に詳しく知りたい人には、

留学時代、ESLの先生に「エッセーを基礎から勉強したい」と言った時、
オススメされた本だけアップしておきます。
・演習問題が基本的・基礎的。
・全部、英語。
・Amazon.co.jpだと評価は良くないが、Amazon.comで星4.5

きちんと英語教育で評価されている本なので、日本人が何と言おうが関係ありませんね。笑

エッセールールは基本です。

パラグラフ(paragraph)

パラグラフ(paragraph)は、段落です。
英文エッセーが日本語作文の段落と違うことは、厳格なルールがあることです。

日本語作文では結構自由に段落を作っても良い傾向があるんですが、英文エッセーは適当に段落を作ると厳しい赤ペンチェックを受けることになります。笑

段落ルール1:段落内は
冒頭:トピックセンテンス(topic sentence)
真ん中:サポートセンテンス(supporting sentences)
結論:コンクルーディングセンテンス(concluding sentence)からなる。
段落ルール2:段落内にトピックセンテンスに関係ない内容は書いてはいけない。
段落ルール3:1〜10文程度からなる。長すぎるパラグラフはダメ。

ますます、疑問が増えますよね。笑
topic sentence
supporting sentence
concluding sentence
をまずは解説して、私のエッセーで実例を示していきたいと思います。

トピックセンテンス(topic sentence)

トピックセンテンス(topic sentence)は、読んでいる人に「そのパラグラフ(paragraph)で何を指摘・議論・話題の展開をするのかを端的に表現する文章」です。

ということもあり、トピックセンテンス(topic sentence)は、パラグラフ(paragraph)の中で一番重要な文章です。

往往にして、「パラグラフの1文目がトピックセンテンス」であることが多いです。

サポーティングセンテンス(supporting sentence)

サポーティングセンテンス(supporting sentence)は、読んでいる人に「トピックセンテンス(topic sentence)の理由を例・経験・引用を使って補強する文章」です。

コンクルーディングセンテンス(concluding sentence)

コンクルーディングセンテンス(concluding sentence)は、読んでいる人に「パラグラフ内での結論を提示する文章」です。

ここまで、エッセーの用語を解説してきましたが、よく分かりませんよね。笑
実例文で見ていきたいと思います。

エッセールールの実例

準備中

主要なエッセータイプまとめ

エッセーの基本的な形式である4タイプを解説していきましょう。

・Chronological order(時系列)
・Cause/Effect (原因・結果)
・Comparison/Contrast(比較・対照)
・Argumentative(議論)

Chronological Order Essay(時系列エッセー)

使われやすい状況・パターン

Chronological Order Essay(時系列エッセー)は、出来事を起こった順番にまとめる文章で使われやすいです。

例えば、
・歴史的な出来事
・人物の伝記
・手法の順番
を説明する時です。

Wikipediaで人物を調べた時の書かれてるやつは代表的な時系列エッセーです。

時系列エッセーのシグナルワード

時系列エッセーの見分け方は、比較的簡単です。
・First step/ then/ next/ soon/ later/ after that
・gradually, eventually
・In the end
・1999(具体的な年号、日付など)
・The main step of process/procedures

Wikipediaには、人物・出来事の説明がいろいろあるので読んでみてくださいね。

Cause/Effect Essay(原因/結果エッセー)

使われやすい状況・パターン

Cause/Effect Essay(原因と結果)も一般的なスタイルのエッセーの一つ。

原因から得られた結果、もしくは、結果がどんな原因でもたらされたのかを説明する際に使います。

結果がネガティブ・ポジティブに関わらず、その理由・原因を説明するとき使われます。

例えば、
・第二次世界大戦はなぜ、起こったのか説明せよ。
・温室効果ガスが地球温暖化に果たす役割を説明せよ。
などよくある問題形式です。

Cause/Effect Essay(原因と結果エッセー)の構成

構成1:「効果がどういう原因でもたらされたか説明する構成」
Introduction part: Effects
1st body part: First Cause
2nd body part: Second Cause
3rd body part: Third Cause
Conclusion

構成2:原因でどういう結果がもたらされたかを説明する構成
Introduction part: Cause
1st body part: First Effect
2nd body part: Second Effect
3rd body part: Third Effect
Conclusion

構成3:それぞれ3つの原因が3つ効果を作り出したという構成
Introduction part: Background
1st body part: First Cause→Effect
2nd body part: Second Cause→Effect
3rd body part: Third Cause→Effect
Conclusion

Cause/Effect Essay(原因と結果エッセー)のシグナルワード

シグナルとなる単語は、
because, since, as, for
result from
due to/ because of
the effect of/ the consequence of
lead to
cause
trigger

他にも候補となるキーワードはあります。

Comparison/Contract Essay(比較・対照エッセー)

使われやすい状況・パターン

Comparison/Contrast Essay(比較・対照エッセー)は、2つのもの・ことの類似性・違いを説明する時に使う方法です。

最も一般的なエッセーのタイプの一つ。

例えば、
・日本政府とイギリス政府の政治システムの違い・共通点を説明せよ。
・トヨタとホンダを企業理念や製品、雇用体制などの視点から違いを説明せよ。
などで使えるエッセータイプでしょう。

Comparison/Contrast Essay(原因と結果エッセー)の構成

エッセーの構成としてあるのが、

Introduction
1st Body: 1つ目の共通点
2nd Body: 2つ目の共通点
3rd Body: 1つ目の違う点
4th Body: 2つ目の違う点
Conclusion

もしくは、表面上の共通点から詳細な違いを解説していくなら、

Introduction
1st   Body: 1つ目の共通点・違い
2nd Body: 2つ目の共通点・違い
3rd  Body: 3つ目の共通点・違い
Conclusion

Comparison/Contrast(比較・対照エッセー)のシグナルワード

このエッセーのシグナルとなる単語・フレーズは、
共通点を強調する(Compare)する場合には、
・similar/different
・just as/just like
・both....and.....
・Neither....nor....
・the same as
・compare with
などが挙げられますね。

違いを強調する(Contrast)ならば、
・However/ although
・even though/though
・On the other hand
・but/yet
・despite/in spite of
・while
・contrast
・differentiate/differ from
・On the contrary/ In contrast

このタイプのエッセーを読む時は、
共通点から違う点に移る時など切れ代わりを意識することが大切です。

Argumentative Essay(議論)

使われやすい状況・パターン

Argumentative Essay(議論)は、ある意見に対して、賛成・反対の立場に立って論ずるエッセー。
自分の意見に対して、その理由や詳細、例を説明することで「相手を納得させる」文章を書くことが目標です。

確かな理由、経験を元に書くことで相手に自分の意見が正しいと認めさせることが重要なのです。

試験の中でのライティング、
・TOEFL independent task
・TOEIC S&W Essay
はまさしく「Argumentative Essay」です。

Argumentative Essay(議論型エッセー)の構成

エッセーの構成は、最も一般的な
Introduction
1st Body
2nd Body
3rd Body
Conclusion

この構成のBodyの中も、さらに
-1st Support
-2nd Support
-3rd Support
で構成されていると極めてきっちり書かれているエッセーだと感じます。

Support sentences(理由付け)は、
・結論に至れるところまで当たり前に説明する
・自他の経験・感情
・他の人が言ったこと・行動
・法律・習慣・ルール
・科学的な法則
・本からの転載・参照
で一般的に構成されています。

TOEFLなどのエッセーでは、
理由付けになる書籍を見つけられないので、
・ロジカルに理由を説明する
・自分の経験・感情を説明する
ことで何とか理由をコネコネします。

このタイプのエッセーは
・筆者が自分の意見を言うこと(賛成・反対)
・理由をIntroductionで軽く
・理由をBodyで1つずつ深掘りして説明する
・結論をConclusionでまとめる
ことで成立しています。

3.その他のエッセータイプ

Narrative Essay(物語)

使われやすい状況・パターン

Narrative Essay(物語)はまさしく物語です。小説を読むと
・人物の発言
・周囲の描写
・人物の主観・客観的な描写
などが描かれています。

「お話を進めていくこと、ナレーションと言えば良いでしょうか」
が目的です。

特に、筆者の意見が書かれているわけではないので、
書き方や文章のスタイルはほとんど筆者に依存しますね。

試験でこのスタイルが出てくるとすれば、
・センター英語
・学校の英語の試験
だと思います。

4.まとめて分かった!
【 エッセーの構成を考えながら読もう!】

エッセーの構成を考えることで、筆者の視点に立つことができます。

なぜなら、エッセーのルールがある以上、「何らかの目的を達成する手法」として、そのエッセーの型に当てはめて筆者は書くはずです。

筆者の視点でエッセーのタイプを分析すると、
・伝記・歴史?
・手段や方法?
・自分の意見?
・ナレーション?
読者である自分が何を説明されようとしているのかが分かってきます。

ぜひ、長文を意識して読んでみてください。
だんだん英語を好きになれるコツが隠されていると思います。

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