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こんにちは。Daveです。
今日もきちんと英語の勉強してますか?
今日は、「ディクテーションのススメ」を書いてみることにしました。
英語を勉強したことがある人なら誰しも一度は聞いたことがある勉強法です。
でも、続けている人ってあんまり聞いたことないですよね。
友達からオススメの勉強法として聞いたこともあんまりないですよね。
それは、ディクテーションが「かなり地味」で一つ仕上げるにも多くの時間を要する「ちょっとめんどくさい」勉強法だからなんです。
リスニング力の向上には最高。
ただし、めんどくさい勉強法。
だからこそ「効率的に。そして、必要な分だけ」取り組む必要があります。
Daveの勉強法。
しっかりまとめてみました。ご覧ください。
▼目次
1.ディクテーション(Dictation)とは?最強にして最高に地味な勉強法
ディクテーションとは、「聞き取った英文を書き取る」といういたってシンプルな勉強法です。
一般的にリスニング力強化の為の勉強法と言われていますが、それだけではなくスピーキングの勉強にもなります。
単純ですが、地味で時間を必要とします。たった数行の英文を書き写すのに10分も20分もかかったりすることもあります。
2.ディクテーションはリスニング力の底上げに。
私もかつて1日最低4時間のディクテーションを2ヶ月続けました。
おかげ様でしばらくTOEICではリスニングで満点しか採ったことがありません。
この勉強法は、すごく根気が必要で多くの人が続きません。
理由は「地味で」「面白くない」からです。
誰かに監視されなきゃ、チェックされなきゃ続きません。
ただ2ヶ月で十分、効果が体感できる勉強法です。
「遠回りであり、一番の近道。まさに王道な勉強法」なのです。
3.効果的なディクテーション勉強法【TOEIC編】
もし、TOEICのためにディクテーションするならば、やるべき勉強法は決まってます。
1回目は、シャーペン。
2回目も、シャーペン。
3回目は、青ペン。
4回目は、解答を見て赤ペン。
と、同じ音声を聴くたびにペンの種類を変えていきましょう。
1.TOEIC公式問題集を使おう。
公式問題集でリスニングするのがベストです。本物でディクテーションしましょう。
解答には必ずスクリプトがついてますし、勉強には最高の教材です。
2.リスニング Part1からディクテーションをはじめよう。
Part1は「写真を適切に説明をしている回答」を選ぶ問題です。
読み上げられる4つの選択肢はいづれも1文。1問にかかる時間はかかっても3分以内でしょう。
問題に答えられるかは重要ではないので、ディクテーションだけをしましょう。
3分で20問、1時間を3セットこなしましょう。とりあえず短文で量をこなす練習が良いです。
3.リスニング Part2へディクテーションを進めよう。
TOEIC Part2は、「一文の質問に対して、適切に回答している選択肢」を選ぶ問題です。
これも1問あたり短文でディクテーションにはそんなに時間がかかりません。
これもサクッと数をこなす練習になります。Part1と同じ数だけこなしましょう。
4.1回振り返ろう
ここで、十分なデータが集まっています。
ディクテーションがうまくできてない部分を見てみましょう。
うまくできていない時、以下の理由に分類できます。
(A)単語をそもそも知らない。
(B)なまり・発音の違いのせいで聞き取れない。
(C)音のつながりのせいで聞き取れない。
(D)早過ぎて書きとれない。
あなたのミスはどれが多いですか?
ミスの傾向が見えてくると、対策も見えてくるでしょう。
(A)語彙を強化しましょう。単語と一緒に発音もきちんと一緒に覚えましょう。
(B)なまり・発音の違いには「慣れる」ほかありません。継続的に学習しましょう。
(C)音のつながりがわからない。これは続けるしかありません。短文で数をこなせばわかるようになります。
(D)何回も聞いて、1単語からでも書き取りましょう。解答を見るのを遅らせて、粘り強く1つずつ書き取りましょう。
5.短文でのディクテーションに慣れたらだんだん長く。
短文ばかりで練習して、あまり多くのストレスを感じなくなってきたら、長文のリスニングにトライしましょう。
例えば、Part3は「2人の会話文を聞いて、問題に最適な回答を選択肢から選ぶ問題」です。
ちょっとリスニングが長めになるのでその分、ディクテーションも大変になります。
トライしてみましょう。まだ自分には早いと思っても続けていればちょっとずつ慣れてきます。
TOEICのリスニング問題は、Part1からPart5へと問題が進むとリスニング量が増えるのでディクテーション教材としては秀逸です。
だから、Partが終わるごとに次のPartでディクテーションを続けるだけで大丈夫です。
5.辞めどきは、スコアでわかるはず。
ディクテーションは、リスニングの基礎力を上昇させるだけで正答率が上がるとは限りません。
なぜならば、「ディクテーションは正しく聞き取る練習」であっても「問題を回答するための練習」ではないからです。
リスニングの問題は、「正しく聞き取ること」と「問題を回答する」ことからできています。
「正しく聞き取ること」は英語が聞こえるようになることです。
「問題を回答すること」は問題になる5W1Hを覚えること、回答になる情報のみを的確に聞き覚えておくことです。
TOEICの得点アップにはこの2つが必要です。
前者はディクテーションで。後者は問題を解くことで養うことができます。
ディクテーションを続けても得点が伸び悩むなら、ディクテーションを辞めて後者の練習をする必要があるかもしれません。
4.効果的なディクテーション勉強法【TOEFL編】
1.まずはTOEIC編をこなしましょう!
TOEFLの問題でいきなりディクテーションは辛いかもしれません。
まずは、TOEICの問題で【TOEIC編】に従ってディクテーションすれば良いです。
2.TOEFLのリスニングに移ろう!
さて、それが終わってからがTOEFLのリスニング問題のディクテーションです。
問題は、「学生と教授の会話」など比較的短めの問題から始めましょう。
十分できるようならば、だんだんと「講義(レクチャー)」に移りましょう。
1問分の講義問題でも6分程度あるので、数時間は必要です。
なので、数をこなすには相当の辛抱が必要です。
3.自分のリスニングの実力を測ってみる!
これはかなり重要です。実力によっては、ディクテーションの必要がない可能性もあります。
TOEFLリスニングの点数が伸びない理由の大半は、(A)です。
(A)集中力が続かない
(B)単語がわからない
(C)問題になりそうなところを覚えていない
(D)メモが遅い・下手など
(E)聞き取れない
(D)(E)以外の理由で点数が伸びない場合、ディクテーションはほとんど無意味です。
他の効果ある勉強をしましょう。
ディクテーションをよくわからずがむしゃらに続けても得点にはつながりません。注意しましょう。
ディクテーションで補いたい力がない限り、ディクテーションで効果は出ないし、たくさんの時間を無駄にしがちです。
5.まとめて分かった!
【ディクテーションはほどほどに?】
ディクテーションは、がむしゃらにすることではありません。
計画的に、「筋トレのように鍛える能力・パーツを仕上げる練習」です。
腕だけ鍛えてもベンチプレスは上がりません。
腕、胸や肩も一緒に鍛えることでより重い重量に挑戦できるようになるのです。
ディクテーションも「正確に聞き取る力」を鍛えるだけでリスニングの点数は上がりません。
集中力、問題になるパーツだけを予知する・覚えておく力も鍛えることでより高い点数が取れるようになるのです。
あまり多くの時間をディクテーションで無駄せず、効率良く、自分の鍛えるべきパーツを見極めましょう。