注目キーワード
  1. 英語
  2. TOEIC
  3. TOEFL

TOEIC S&Wテストの日程・準備期間・難易度・問題集をざざっとまとめた!

  • 2020年1月2日
  • 2020年1月2日
  • TOEIC
  • 5663view

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

TOEIC S&Wテストとは?

TOEIC(Test of English for International Communication)とは、英語によるコミュニケーションを測定する世界共通テスト。

正式名称は、「TOEIC Speaking & Writing Tests」で略称は、TOEIC S&Wテスト。
ちなみに一般的にTOEICというと、「TOEIC Listening & Reading Tests」を指します。

テスト作成元のETSによると、

TOEIC S&Wは国際的な職場環境において、効果的に英語でコミュニケーションをするために必要な、話す、書く能力を測定するテストです。

TOEIC S&Wテストでは各200点満点で、合計400点です。
点数は10点刻みで点数づけされます。

すると、疑問が湧いてきます。

「TOEIC S&Wは何の役に立つのか?」
「何点を取ることが期待されるのか?」

のでしょうか?

TOEIC S&Wテストは就活で役立つのか?

TOEIC S&Wテストのスコアを持っている就活生自体が少なく、スコアが大して良くなくても、履歴書の1行に書いているだけでも興味を持ってもらえる可能性が高いです。

「インプット(読む、聞く)だけではなく、きちんと使えるアウトプット(話す、書く)できる英語を重視しています」と言えるので、他の就活生との差をつける上では十分なアピール材料と言えるでしょう。

TOEIC S&Wテストの平均点とは?

2019年12月1日受験者の平均スコア(IIBC TOEIC S&W Homepageより)を見ると、平均点はそれぞれTOEIC Speaking(スピーキング):126.2点、TOEIC Writing(ライティング):144.8点です。

TOEIC® Speaking TOEIC® Writing
受験者総数 1,173人 950人
平均スコア
(Mean Score)
126.2 144.8

では、企業が求めるTOEIC S&Wスコアはいくつなんでしょうか。

企業が求めるTOEIC S&Wスコアとは?

就活時のTOEIC S&Wの得点目安を公表している企業は見つかりませんでした。

しかし、海外赴任要件として採用されている企業があるようです。
例えば、双日では「TOEIC S&Wスピーキングスコア130点、ライティングスコア140点」を要件としているようです。

実際、引用先を忘れてしまったのですが、TOEIC S&Wテストについて期待するスコアが部署によって違うことが分かります。

TOEIC S&W 新入社員 海外部門 営業部門 技術部門 海外赴任
Speaking 90 170 120 120 170
Writing 80 180 100 100 180
Total 170 350 220 220 350

上表の通り、業種や部門によって異なりますが、一般的に企業が期待するスコアは、スピーキングテストでは、「新入社員:90点」「営業部門・技術部門:120点」「海外部門・海外赴任:170点」、ライティングテストでは、「新入社員:80点」「営業部門・技術部門:100点」「海外部門・海外赴任:180点」です。

TOEIC S&Wテストの難易度・準備期間

TOEIC L&Rテストで650点〜700点相当あれば大丈夫

TOEIC S&Wテストの難易度は、「TOEIC L&Rテストで700点あれば受験可能なレベル」と一般的に言われています。

HYAKUGOE編集部の調べでは、「TOEIC L&R 650点以上レベルの人がきちんと1ヶ月準備すれば受験できた人」を確認できました。

TOEIC L&R=>S&W換算表から考えると、TOEIC L&Rテスト400点以下は受験をオススメできない?

TOEICを主催するETSが調査したTOEIC L&R=>S&W換算表を見てみよう。

受験するからには、新入社員レベルで期待されるTOEIC S&Wスコア以上は取りたいと思うので、これを最低基準で考えるとTOEIC L&Rで

Speaking: 90点 => TOEIC L&R: 395点〜460点
Writing: 80点 => TOEIC L&R: 350点〜355点

となることから、TOEIC 400点以下では新入社員レベルのスコアを取るのがギリギリとなることでしょう。

ちなみに、なぜTOEIC L&Rで650点〜700点くらいのスコアの人にS&Wテストをオススメするのかというと、

2019年、社会人が最も取っているTOEIC S&Wスコアが「TOEIC Speakingスコア: 130点、TOEIC Writing: 150点(TOEIC DATA & ANALYSIS 2019)」でこれを逆換算すると「TOEIC L&R相当で675点〜740点」になるため、社会人の一般的なスコアをS&Wで出すには、650点〜700点くらい欲しいよとなると推測されます。

TOEIC S&Wテストのための準備期間は10日〜1ヶ月程度

ネット上でのコメントでは、「ノー勉という猛者」や「10日で集中対策した」という人もいます。

十分な準備期間がなく、参考書や問題集を購入してから約10日間だけ集中して学習した。

HYAKUGOE編集部の調べでは、「受験日を決めてから対策を始めた」という人が多く1ヶ月対策している人が多いようです。

複数回受験して、狙いのスコアがある方の場合は3ヶ月みっちり対策しても良いかもしれません。

TOEIC S&Wの受験料

10,450円(税込)
指定期間内に限り、キャンセル可能。ただし、キャンセル手数料がかかります。

受験日程と結果発表日

TOEIC S&W公開テストは、年24回、日曜の午前・午後に1回ずつ実施します。
インターネット申込期間を表示する。
「テスト受験から結果受領までおよそ1ヶ月がかかる」ようです。

テスト実施日 結果発送
予定日
申込開始 申込終了
2020年2月16日(日) 2020年3月17日(火) 2020年1月6日(月)10:00 2020年1月30日
15:00
2020年3月22日(日) 2020年4月21日(火) 2020年1月31日(月)10:00 2020年3月6日
15:00
2020年4月19日(日) 2020年5月19日(火) 2020年3月6日(月)10:00 2020年4月3日

15:00

2020年5月17日(日) 2020年6月16日(火) 2020年4月3日(月)
10:00
2020年4月30日
15:00
2020年6月14日(日) 2020年7月14日(火) 2020年4月30日(月)
10:00
2020年5月29日
15:00

テスト受験までの流れと受験準備期間

ステップ1:日程を確認する

上記、日程から選択する。

初めての受験ならば1ヶ月あれば十分です。
狙ったスコアのある2回目以降の受験は、頑張りましょう。

ステップ2:テストに申し込む

申込方法:インターネット申込のみ

受験料のお支払い方法:クレジットカードもしくはコンビニエンスストア

ステップ3:案内メールの受信

件名:【受験案内】TOEIC Speaking & Writing公開テスト20XX年XX月XX日(日)XX:XX

というタイトルのメールが確認できたらOKです。

メール内にも記述があるのですが、
「TOEIC Speaking & & Writing公開テストでは、受験票を発行・発送しておりません。」ということです。

受験票は発行しない代わりに、テスト時、写真を取ることで顔写真付きのスコアシートを発行してもらえるわけです。

ステップ4:受験準備(期間・勉強法)

前述通り、
初めて受験する方には、準備期間:1ヶ月
狙ったスコアを取りたいには、準備期間:2〜3ヶ月

をオススメします。

ステップ5:試験当日の流れ・持参物

持参物 以下、いずれかの本人確認書類を本人が持ってくることです。
パスポート
個人番号カード
国内発行の運転免許証
国内発行の学生証
国内発行の社員証
(2020年4月より「社員証」は本人確認書類として認められません)
外国人登録証明書
入場時間 午前の実施:9:15~9:30
午後の実施:13:15~13:30
受付 本人確認書類の確認、公式認定証用の写真撮影、座席の指定を行います。
試験時間 試験の所要時間 約1時間20分
TOEIC Speaking Test 約20分、TOEIC Writing Test 約60分)

途中、休憩はありません。また、退室も認められません。
試験開始時刻は一斉ではなく受付が終了次第、試験を開始してください。

(IIBC TOEIC S&W Homepageを参考に作成)

TOEIC S&W対策問題集3選

1選目:TOEIC Speaking & Writing 公式 テストの解説と練習問題

ETSが発行するTOEIC S&W問題集です。
しかし、下記のように、本書ではなく「アプリ版」の方が良いようです。
また、構成が分かりにくいとの評価が多いのは事実です。笑

しかし、「本物同等の受験雰囲気を感じるには必携の1冊」です。

購入した本より携帯電話にこのテキストのアプリをダウンロードしたもので勉強するのがかなり効果があるようです。毎日通勤中の電車の中で楽しく勉強しています。

Amazon口コミより

2選目:TOEICテストスピーキング/ライティング総合対策

各設問ごとの例題、トレーニング、練習問題で重要ポイント・攻略テクニックが解説されており、「はじめての」を意識したまとめ方をされており分かりやすいです。

この本を使ってSW対策をすると、スコアアップはもちろん、英語での真の発信力(スピーキング・ライティング力)そのものを鍛えることができるという点が素晴らしい。

Amazon口コミレビューより

3選目:頂上制覇 TOEIC(R)テスト スピーキング/ライティング 究極の技術(テクニック) (頂上制覇 TOEIC(R)テスト 究極の技術(テクニック) シリーズ)

Amazonレビューでも星4.5で、ポジティブなコメントが多いです。TOEIC S&Wの問題集がそもそも少ない中で、良書と批評されています。

本当にきちんと対策をしたい人向けの内容です。回答の構成だけでなく、インプットした方が良い表現も掲載されています。

Amazon口コミレビューより

TOEICS&Wを受けるなら目指したい「 L&R&S&W総合スコア優秀賞『IIBC AWARD OF EXCELLENCE』とは?」

TOEIC L&R、TOEIC S&Wである一定のスコアを取得した人に送られる優秀賞が「IIBC AWARD OF EXCELLENCE」です。

「優秀賞なんて、どうやったらもらえるの?」
「優秀賞って、どうやって送られてくるの?」

どうせTOEIC S&Wテストを受験するならば優秀賞が欲しいですよね。
ということでまとめてみました。

優秀賞の対象期間は1年間

例えば、2019年の受賞要件は「2019年1月〜12月」でした。

2019年1月~12月の期間内に「TOEIC Listening & Reading Test」および「TOEIC Speaking & Writing Tests」の公開テストを受験し、4技能すべてにおいて以下の基準を満たすスコアを取得した受験者の方が対象です。

このことから、「1年間が対象期間」です。

この間でスコア取得し、IIBCへの申請が必要です。

優秀賞の基準スコアはなかなか高い

対象期間 2019年1月~12月実施の公開テスト
TOEIC Listening & Reading Test 800点以上(リスニング375点以上※1、リーディング425点以上※1
TOEIC Speaking & Writing Tests スピーキング160点以上※2、ライティング170点以上※2

1年の期間内にこれらのスコアを達成できなければならないので、なかなか厳しい要件です。

まとめて分かった!
【TOEIC S&Wを受けるなら優秀賞を目指せ】

今回、まとめてみて初めてこのような優秀賞の存在を知りました。

やるからにはやっぱり優秀賞を取れるまで頑張りたいですよね!

また、TOEIC S&Wの受験に参考書を選んでみてはいかがでしょうか?

最新情報をチェックしよう!